Introduction
GPD WINでもハードキーで輝度調整を!
一般的なノートPCではFnキー+ファンクションキーで輝度変更を行う事ができますが、GPD WINには残念ながらそういった機能が搭載されていません。
この手の端末では液晶の輝度はバッテリーの持ちに直結するため、自分としてはこまめに変更したいのですが、上記の理由により毎回毎回アクションセンターから輝度アイコンをクリック(またはタップ)してやる必要があります。
まあぶっちゃけ面倒くさいですよね。というわけで作りました。
SBC.exeを起動するとタスクトレイに常駐し、ホットキーで輝度変更の操作ができるようになります。
他にもちょっとした便利機能を追加してみましたので、よろしければどうぞ。
Download
このツールを利用した事によって損害が発生したとしても何らの責任は取れません。
予めご了承ください。
SBC20171115.zip
1.2.4.0 (2017/11/15)
Fall Creators Update適用後、起動に失敗する問題に一旦対応しました。
このバージョンでは電源プランショートカット機能が利用できなくなりますが、追って調査予定です。
How to use
使いかた
インストーラはありませんので適当なパスにzipファイルを展開してください。
SBC.exeを初回起動、またはバージョンアップ後はじめて起動すると設定画面が表示されます。
設定は
%User%\AppData\Local\SimpleBrightnessControl
以下に保存されます。
設定をリセット、またはアンインストールしたい場合はフォルダごと削除してください。
操作方法(ホットキー)一覧
輝度上昇:Ctrl+音量Up
輝度下降:Ctrl+音量Down
輝度最大:Shift+音量Up
輝度最小:Shift+音量Down
電源プランプリセット1:Alt+音量Up
電源プランプリセット2:Alt+音量Down
KeepAlive On:Win+音量Up
KeepAlive Off:Win+音量Down
※意図せずスタートメニューが出てしまうという方は、音量キーよりWinキーを気持ち早めに離すようにしてみてください。
ミュート状態On/Offトグル:Win+.(ピリオド)
設定方法
初回起動時、またはバージョンアップ時には設定画面が表示されます。
設定画面を最小化するとタスクトレイへ格納されますので、「最小化で起動」にチェックを入れて
スタートアップ、あるいはタスクスケジューラ等に登録する事で常駐させておく事ができます。
設定画面を再度表示するにはタスクトレイのアイコンをクリックしてください。
終了は設定画面右上の「☓」(閉じる)ボタンです。
参考までに、Windows10のスタートアップフォルダは以下のパスです。
C:\Users\ [ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
AppDataは隠しフォルダになっているので、エクスプローラーの「表示」メニューで「隠しファイル」にチェックを入れることで表示できます。
このスタートアップフォルダにSBC.exeのショートカットを作成しておくことで、ログオン時に自動起動させることができます。
設定画面
●現在の輝度
そのものずばり現在の画面の輝度設定値(%)です。ここの数値を変更すると輝度が変化します。
●変化量
「変化量」は、輝度調整操作(Ctrl+音量Up/Down)を行ったときに一回の入力で輝度を何%変化させるかを設定する項目です。
例:変化量20に設定した場合、輝度30%時にCtrl+音量Upで輝度が50%になります。
●通知タイムアウト・透明度
タスクトレイへ最小化した状態では、操作時に通知ウィンドウが表示されます。
邪魔な場合は「透明度」を下げるか、「通知タイムアウト」(通知の表示が消えるまでの時間)を短めに設定してください。
「透明度」を0%、または「通知タイムアウト」を0秒に設定すると最小化状態でも通知ウィンドウを表示しなくなります。
●電源プランショートカット設定
Windows標準の電源プランを切り替えるための設定です。
事前に作成した電源プランを割り当てておく事で、ホットキー(Alt+音量Up/Down)で2つの電源プランを切り替える事ができます。
※GPD WINにはデフォルトで「バランス」プランしかありませんので、利用する際は最低1つ電源プランを追加してください。
※Fall Creators Update対応のため、v1.2.4.0では利用できません。
●KeepAlive設定(v1.1.0.0)
GPD WINのSDカードスロットはしばらくアクセスが無いとスリープしてしまいます。
このため、ゲーム中などにリソースを読み込むタイミングで短時間フリーズするような挙動をすることがあるのですが、
定期的にSDカードへごく小さなデータを書き込む事でスリープを回避(KeepAlive)するための機能です。
これについては先駆者が公開してくれた
"GPD Win Keepalive 1.1.0" をインストールする事で回避できていましたが
個人的にOn/Off操作はマウスだとやや面倒だったので、同等の機能を取り込ませていただきました。
設定項目は、SDカードスロットのドライブ名と、書き込む間隔(Interval 単位:秒)です。
※SDカードの書き換え回数上限が気になる方はご利用を避けてください。
KeepAlive機能を有効にすると指定したドライブのルートに "keepalive.sbc" という名前の空ファイルが作成されます。
KeepAliveを無効にした後で邪魔に感じたら消してしまっても問題ありません。
チェックを入れるとKeepAlive機能が有効に、外すと無効になります。また、ホットキー(Win+音量Up/Down)での切り替えも可能です。
●液晶開閉時の輝度自動変更(v1.2.0.0)
GPD WINは、液晶を閉じてもスリープさせない設定にした場合、画面の省電力機能が働かないために内蔵モニタが点きっぱなしになります。
正直電池の無駄なので、液晶が閉じたら最低輝度に設定、液晶を開けると自動的に元の輝度に戻すように動作させる設定項目です。
チェックを入れると自動変更が有効に、外すと無効になります。
(v1.2.3.0) 液晶を閉じた際に、輝度最小化が有効なら画面を簡易ロックする機能を追加しました。
※ゲームパッド入力自体は潰せません。マウスモード、あるいはJoyToKey/Controller CompanionなどでL/Rにクリック操作を割り当てている場合は誤クリックを抑制できると思います。
●液晶開閉時の音量自動変更(v1.2.1.0)
液晶を閉じた際にサウンドをミュートします。ゲームプレイ中にちょっと中断しておきたい場合など。
チェックを入れると自動変更が有効に、外すと無効になります。
(v1.2.2.0) 手動でミュートに設定するホットキーを追加しました。Winキー+「.」(ピリオド)で、ミュートの状態をOn/Offできます。